北砂小嶋歯科クリニックブログ blog

うがいの効果

コロナウイルスが流行ってから手洗いうがいは欠かせないものとなりました。感染予防だけでなく、口腔ケアとしてもうがいは重要なものとなります。どのような効果があるのでしょうか?


うがいには大きく分けて、上を向いてノドの奥を洗うガラガラうがい(喉うがい)と、口を閉じて頬をふくらませて行うブクブクうがい(口うがい)があります。口腔ケアでは口うがいを中心に行います。うがいをすると、食べ物のカスやたまった粘液などを洗い流されるので、口腔の菌を排出します。

洗口剤(うがい薬)

うがい時に使用することで、う蝕予防や歯周病予防、あるいは口臭予防などが期待できる液体の製品をいいます。洗口剤は歯垢(プラーク)を破壊したり、殺菌したりする効果があります。また、歯垢の再沈着を抑制することが認められているものもあり、洗口剤をうまく使えば、虫歯や歯周病の予防する効果が期待できます。しかし、残念なことに日本では洗口剤はあまり普及していないようです。アメリカでは63%の方が使用しているのに対して、日本ではその半分、33%の人しか使用していないという報告があります。

食後に歯みがきをするのはむし歯や歯周病予防に効果的です。しかし、仕事の関係でどうしても歯みがきをする時間や場所がない、という方も多いでしょう。そんなときには、口うがいをするだけでも大きな予防効果が期待できます。

しかし食後に口うがいをすることで、大きな歯科予防効果があると書きましたが、歯みがき以上の効果はもちろんありません。さらに言えば、洗口剤を使った口うがいと歯みがきを両方してでも不十分です。大切なのは日々のセルフケアを行いつつ、歯科医院で定期的に検診を受けることをおすすめします。

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