北砂小嶋歯科クリニックブログ blog

子どもの食事・飲み物とむし歯の関係性①

歯磨きをしているのに何でむし歯になるんだろ?🤔むし歯になる要素についてお話していきます🦷


■子供がむし歯になる三大要素「歯の質」「糖分」「むし歯菌」について


「歯の質🦷」ですが、人それぞれ生まれつき強い人もいれば、弱い人もいます。唾液の量や質によっても変わってきますが、分泌量の少ない人はむし歯になりやすいともいわれています。
「糖分🍰」むし歯=甘いものですよね。むし歯菌は糖分が大好物!
「菌😈」ミュータンス菌は生まれたての赤ちゃんの口にはない菌なのですが、大人がかみ砕いた食物を赤ちゃんに食べさせたり、大人がつかったスプーンやお箸で食べさせたりすると、そこからミュータンス菌がうつってむし歯菌の繁殖につながります。
これら三つの要素と時間の経過が長ければ長いほど、むし歯になりやすくなります

■お口の中でどうなっているの?

食べ物が口に入ると、それを栄養にしたむし歯菌が”酸“を吐き出します。その酸によって、むし歯の前兆である「脱灰・だっかい」という状態が起こります。この「脱灰」とは、酸が歯の表面の大切な成分であるミネラル(主なカルシウム)を溶かしてしまうことです。それを防ぐのに役立つのが正義の味方、唾液!
食べ物を口に入れ咀嚼すると唾液の分泌液が増えます。この唾液の力で歯の表面がむし歯になりやすくなる酸性の状態から、むし歯になりにくくなる中性の状態に戻します。それを「再石灰化・さいせっかいか」といい、人は食べ物を口にする度これを繰り返します。このとき、間食が多くいつも口のなかに食べ物が入っている状態だと再石灰化が進まず、むし歯菌が増殖して、むし歯街道まっしぐらになってしまうのです。

上の図をみてください。食べ物を口にしてから酸性に傾くまでの時間は、3~5分と短いのに対して、中性になるには20~30分かかります。脱灰の回数、つまり食事の回数がむし歯のなりやすさに関係しているのです。
子供さんは、そのなかでも特に「おやつ🍬🍭🍩」の食べ方が重要になってきます。


では、どのようなおやつをどう食べるといいのでしょうか?🍰

次回はおやつの食べ方についてお話していきます。

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